基本の操作-1 : ファイルの添付
    ARENAを使うとメールにファイルを添付して送ることができます。手順を追って説明します。

    ・ドラッグ&ドロップ
    ファイルを添付する最も簡便な方法は、編集中のメールの本文エリアに、Finderから添付したいファイルをドラッグ&ドロップすることです。

    すると「添付ウインドウ」が開き、今ドロップしたファイルがリストに追加されます。

    ・添付ボタンとメニュー
    メールの編集中に、コンポーザーの「添付」ボタンを押すか、メールメニューから「書類を添付...」を選択すると「添付ウインドウ」が表示されます。

    添付ウインドウにはやはり、Finderから添付したい書類をドラッグ&ドロップすることができます。または、「追加」ボタンを押して、ファイル選択ダイアログを使ってファイルを指定することもできます。

    ・添付ボタンに添付の有無を表示
    ARENA 1.6で、コンポーザーの添付ボタンに、現在そのメールに添付ファイルがあるかどうかを表示する機能を付けました。添付ファイルがある場合には、添付ボタンの左肩に、丸印が現れます。

    ■エンコードの選択
    添付ウインドウでは、添付書類の変換方式が変更できます。相手がMacintoshの場合には「BinHex」を、相手がWindowsの場合には「Base64」を選択してください。

    ※BinHexを選択すると、ファイルのデータフォークとリソースフォークをまとめて送信します。Base64を選択した場合には、データフォークのみが送信されます。Base64を指定してリソースフォークのみのデータ(つまり、Macintosh固有のデータ)を添付しようとすると、警告が表示されます。

    このほかARENA 1.6では、「AppleDouble」「uuencode」「無変換(テキストファイルのみ)」の3つのエンコード方式が選択できます。これらは、用語の内容を理解いただいているエキスパートの方向けで、一般設定の「添付」パネルで「エキスパート」にチェックを入れないと利用できません。

    ※「無変換」に関しては、「メールの作成と編集」のセクションの「ファイル添付の強化点」のページで説明しています。

    なお、電子メールにおけるファイル転送フォーマットについて詳しく知りたい方は、以下のURLが参考になるでしょう。

    Macintosh のインターネット用ファイルフォーマット入門(TidBITS-J#445/31-Aug-98)
    http://www.axes.co.jp/TidBITS-J/issues-j/TidBITS-jp-445.html#lnk3

    ※上記の文書では、BinHexについて批判的な論調になっていますが、現在のところ、Mac OS間でのデータのやりとりにはBinHexを選択することが最も確実であることを、我々の見解として付け加えておきたいと思います。


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